別府市の上下水道事業は、水道水の安定供給や生活環境・水環境を保つため、皆様からいただいた上下水道料金により運営されています。
人口減少に伴い事業収入が減収している中、老朽化した施設・管路の更新費用等の増加により、上下水道事業を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。
業務委託の拡大、組織機構の改編、下水道全体計画区域の見直しなど様々な経営努力を行ってきましたが、更新費用等は増加傾向であり、節減だけでは事業を継続していくことは困難な状況です。
今後も安定的な水道水の供給や快適な生活環境を保全する責務を果たすため、今回料金の改定が必要と判断しました。
今回の水道料金・下水道使用料の改定は、生活に不可欠な上下水道事業を将来にわたって持続していくために必要なご負担をお願いするものです。
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
別府市の水道料金は平成9年の改定から28年間、下水道使用料は平成16年の改定から21年間維持してきました。
しかし、水道事業については、給水人口の減少、節水機器への更新や普及などにより給水収益の増加は見込めない状況にあります。
公共下水道事業の決算は毎年赤字となっており、令和5年度決算での累積欠損金は約7億8千万円になっています。また、汚水処理するための費用を下水道使用料でどの程度賄えているかを表す経費回収率は、令和5年度で87.98%となっており、経費を収入で賄えていない状況が続いています。
人口減少に伴い事業収入が減少している中、老朽化した上下水道施設の更新や大規模な地震に備えるため耐震化などの対策が必要となります。
対策には令和7年度から向こう10年間で水道事業は約151億円、公共下水道事業は約109億円の支出が見込まれています。
また、公共下水道事業は赤字経営から健全な経営へ早急な経営基盤の強化と収支バランスの改善が必要な状況です。
今回の改定では、水道料金・下水道使用料だけではなく、新規加入金及び手数料の一部も改定されます。内容は以下のとおりです。
令和7年3月31日以前から継続して使用している場合、料金改定後初めての検針は現行料金を適用し、2回目以降の検針分について新料金を適用します。
引っ越し等により、令和7年4月1日以降に使用開始した場合、初めての検針から新料金が適用されます。
水道料金 | TEL:0977-23-0361(営業課) |
新規加入金・手数料 | TEL:0977-22-2555(営業課給水検査係) |
下水道使用料 | TEL:0977-21-1486(下水道課) |
経営に関すること | TEL:0977-23-3108(総務課経営企画係) |